2019年9月23日
7月21日の豪雨で、日本庭園の池で飼っていたニシキゴイの多くが逃げた久留米市櫛原町の「萃香園ホテル」に、久留米北ロータリークラブ(RC)がニシキゴイ約50匹を贈った。久留米北RCは毎週木曜日の例会を萃香園で開いている。
豪雨前には約50匹のニシキゴイがいたが、日本庭園が冠水し、水が引いた後には5、6匹しか残っていなかった。萃香園によると、大雨で池の排水溝の柵が外れ、そこから川に逃げたとみられる。
ニシキゴイは同市安武町で養鯉場を営む、RC会員の尾形学さん(64)が無償で用意し、RCを通じて寄贈した。19日に贈呈式があり、体長50〜80センチ、重さ7〜8キロの鮮やかなニシキゴイが次々と池に放たれた。
RCの野口定敏会長(70)は「日頃からお世話になっている萃香園に恩返しができた」とあいさつ。萃香園の川村安正会長(69)は「立派なコイをいただき、華やかな庭園がよみがえった。大事に育てたい」と喜んだ。
西日本新聞筑後版より転載